【真言宗】三帰礼文・帰礼文(さんきらいもん)お経・意味・読み方内容全文をわかりやすく解説

仏の教え

三帰礼文さんきらいもん

自帰依仏じきえぶつ
当願衆生とうがんしゅじょう
体解大道たいげだいどう
発無上意ほつむじょうい

自帰依法じきえほう
当願衆生とうがんしゅじょう
深入経蔵じんにゅうきょうぞう
智慧如海ちえにょかい

自帰依僧じきえそう
当願衆生とうがんしゅじょう
統理大衆とうりだいしゅう
一切無礙いっさいむげ

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このサイトでは、仏教により、世尊(ブッタ・お釈迦様)が何を伝えたかったかを目的にしています。

その中で、三帰礼文(さんきらいもん)「意味」「読み方」「内容全文」を解説していきます。

0.仏教「大悲咒」お経 はじめに

「三帰」とは、三宝のことです。「礼文」とは、拝む・礼をする文と言う意味です。
三宝(仏陀・法・僧)を拝む文という意味になります。
三宝を砕いて解釈すると、「仏さま」と「真理」と「徳のある人」ということです。


三宝
(さんぼう、さんぽう、梵: ratna-traya, trīṇi ratnāni)とは、仏教における「仏・法・僧」(ぶっぽうそう)と呼ばれる3つの宝物を指し、仏陀と法と僧(僧伽=そうぎゃ、さんが)のこと。この三宝に帰依し、その上で授戒することで正式に仏教徒とされる。なお、3つという数については、3を聖数とする習俗や信仰とのかかわりも指摘されている。

三宝にも上記の他にもさまざまな理解がある。

三宝のシンボル

1.仏教「三帰礼文」お経とは?

華厳経から140字にまとめた。普回向の影響を受けて願うべし「衆生」として発展もしています。その名残からできたお経とのことが有力な説ですが、詳しいことはわかっていません。

2.仏教「三帰礼文」お経の漢訳全文・読み下し文

三帰礼文(さんきらいもん)

【現文】          【読み下し文】

自帰依仏(じきえぶつ)     …自ら仏に帰依したてまつる
当願衆生(とうがんしゅじょう )…当に願わくは衆生とともに
体解大道(たいげだいどう)   …大道を体解して、
発無上意(ほつむじょうい)   …無上意を発さん

自帰依法(じきえほう)     …自ら法に帰依したてまつる
当願衆生(とうがんしゅじょう) …当に願わくは衆生とともに
深入経蔵(じんにゅうきょうぞう)…深く経蔵に入りて
智慧如海(ちえにょかい)    …智慧海の如くならん

自帰依僧(じきえそう)     …自ら僧に帰依したてまつる
当願衆生(とうがんしゅじょう) …当に願わくは衆生とともに
統理大衆(とうりだいしゅう)  …大衆を統理して
一切無礙(いっさいむげ)    …一切無礙ならん

3.仏教「三帰礼文」お経の和訳・原文

三帰礼文さんきらいもん
三宝(仏陀・法・僧)を拝む文

自帰依仏じきえぶつ 
私自ら仏様をよりどころとします。
当願衆生とうがんしゅじょう
当に願わくは衆生と共に
体解大道たいげだいどう
大道を体解して
発無上意ほつむじょうい
無上意を発さん 

自帰依法じきえほう 
自ら法に帰依し奉る
当願衆生とうがんしゅじょう 
当に願わくは衆生と共に
深入経蔵じんにゅうきょうぞう 
深く経蔵に入って
智慧如海ちえにょかい 
智慧海の如くならん

自帰依僧じきえそう 
自ら僧に帰依し奉る
当願衆生とうがんしゅじょう 
当に願わくは衆生と共に
統理大衆とうりだいしゅう 
大衆を統理して
一切無礙いっさいむげ 
一切無礙ならん 

4.仏教「三帰礼文」お経の意味・現代語訳

三帰礼文さんきらいもん
三宝(仏陀・法・僧)を拝む文

[現代語訳] 人として身をうけることは難しい今ここに生を感じます。 仏さまの教えを聞けるのは珍しいことです。 今聴けることができます。 生を受け人格の完成をしていこう。 どうやって?いつ?人格を完成することができるでしょう? 皆さんとともに心より仏・法・僧の3つの宝を頼りにしましょう。

自帰依仏じきえぶつ 
私自ら仏様をよりどころとします。
当願衆生とうがんしゅじょう 
当に願わくは衆生と共に
体解大道たいげだいどう 
大道を体解して
発無上意ほつむじょうい 
無上意を発さん

[現代語訳] 私自ら仏様をよりどころとします。 しいて言えば人々とともに仏さまの教えを「身」と「心」を持って 体得して、悟りを限りなく求める心を持つように願っています。

自帰依法じきえほう 
自ら法に帰依し奉る
当願衆生とうがんしゅじょう 
当に願わくは衆生と共に
深入経蔵じんにゅうきょうぞう 
深く経蔵に入って
智慧如海ちえにょかい 
智慧海の如くならん

[現代語訳] 私自ら仏様に教えの拠り所とし、 願うことなら人々と仏様の教えの蔵に入り 真理の智慧が海の如く広く深くなりますように

自帰依僧じきえそう
自ら僧に帰依し奉る 
当願衆生とうがんしゅじょう 
当に願わくは衆生と共に
統理大衆とうりだいしゅう 
大衆を統理して
一切無礙いっさいむげ 
一切無礙ならん 

[現代語訳] 私自ら仏様を中心に真理を求めて集う和合の人々を拠り所とし、 まさに願うならば人々とともに多くの人々をすべて整えてあらゆる 物事に差し支えのないように

5.仏教「三帰礼文」お経の役割

仏さまに願って「感謝」の心を思い出させる文になっています。
他にも『三帰戒』が同じ三宝に近いを立てる文として使われます。
南無帰依仏(なむきえぶつ) 南無帰依法(なむきえほう) 南無帰依僧(なむきえそう)
または、『南無釈迦牟尼仏(なむきえぶつ)』を唱えれても同じような意味があります。

6.仏教「三帰礼文」お経のまとめ

「三帰礼文」でも、人間のあり方を示そうとしてのお経であることがわかります。
現代は、『戒』が強すぎる状態でもあります。
『あれしなさい!これしなさい!』というわけです。しかし、世尊は、中道としバランスよく「三宝」が大切と述べています。
 仏教の世界でも、このバランスが崩れて、永続が目的になるたびに、見直しをして「真理の教え」を重視します。
そうやって出来上がった今の仏教の形になっているのではないでしょうか?

7.仏の教え一覧表・お経一覧

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ライターのプロフィール

アルティメットブロガー
伝説の始まり、アルティメットサイヤ人であることを想起。

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現在は、8つのサイトを運営。

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