
このサイトでは、仏教のお経を通して釈尊(ブッタ)が何を伝えたくて「(仏説)摩訶般若波羅蜜多心経(般若心経)」を説いたのか意味・読み方・内容全文を解説していきます。
0.仏教「(仏説)摩訶般若波羅蜜多心経(般若心経)」お経 はじめに
まず、仏教・お経と聞いてどのように思いますか?
「仏教・お経?そんなの古いよ」と思う方が多くいると思います。3年前くらいまでは、私もそう思っていました。
現代、寺やお坊さんは、存続が目的で葬儀と法事が仕事のメインになり、本来の「仏の教え(精神世界)」を目的にしている少なくなってきています。
マンネリは、何度も起きてその度に新たな宗派ができ仏教は、現代まで続いています。
そんな「仏の教え」のなかで、一番有名なお経が「(仏説)摩訶般若波羅蜜多心経(般若心経)」です。
般若心経を本当の意味で理解できるのは悟りきった人間、つまり世尊だけになります。それでも「真理の智慧」を理解しようとすることはできます。
この記事では、般若心をシンプルに現代語訳して理解を深めてもらえれば幸いです。
1.仏教「(仏説)摩訶般若波羅蜜多心経(般若心経)」お経とは?

『般若心経』は、正式には『(仏説)般若波羅蜜多心経』といい。「ぎゃてーぎゃてーはーらーぎゃーてーはらそうぎゃてー」などのフレーズを耳にしたことがあると思います。天台宗・真言宗・臨済宗・曹洞宗・浄土宗などの葬儀で広く読まれています。
『(仏説)般若波羅蜜多心経』は、般若経典を元に真髄を短くまとめたものです。般若経典は、紀元前後から12世紀頃までに「釈尊(ブッタ)の真理」を元に作られた経典です。
インドでできた「釈尊(ブッタ)の真理」がどのように現代の日本までに伝わったかを説明します。インド→中国→日本の流れで伝わりました。2000年以上の間、インドや中国や日本を行き来して現代の形になっています。
様々な説がありますが1番の濃厚な説は、西遊記に出てくる三蔵法師の一人(数多くいる)として玄奘がインドから中国に持ち帰り「大般若経」を書き上げたことです。「大般若経」は、600巻からなり膨大な情報なため、世間一般には広がらないので、300文字弱でまとめて表現をしたのが『般若波羅蜜多心経』です。
2.仏教「(仏説)摩訶般若波羅蜜多心経(般若心経)」お経の全文
摩訶般若波羅蜜多心経
観自在菩薩 行深般若波羅蜜多時
照見五蘊皆空 度一切苦厄
舎利子 色不異空 空不異色
色即是空 空即是色受想行識 亦復如是
舎利子 是諸法空相
不生不滅 不垢不浄 不増不減 是故空中
無色無受想行識 無眼耳鼻舌身意 無色声香味触法 無眼界乃至無意識界
無無明亦無無明尽乃至無老死 亦無老死尽
無苦集滅道 無智亦無得
以無所得故 菩提薩埵
依般若波羅蜜多故
心無罣礙 無罣礙故 無有恐怖
遠離一切 顛倒夢想
究竟涅槃 三世諸仏
依般若波羅蜜多故
得阿耨多羅三藐三菩提
故知般若波羅蜜多
是大神呪 是大明呪 是無上呪 是無等等呪
能除一切苦 真実不虚
故説般若波羅蜜多呪 即説呪曰
羯諦 羯諦 波羅羯諦 波羅僧羯諦
菩提薩婆訶 般若心経
3.仏教「(仏説)摩訶般若波羅蜜多心経(般若心経)」お経の和訳
摩訶般若波羅蜜多心経
仏と成った釈尊が説いた「真理の智慧」の教え
観自在菩薩 行深般若波羅蜜多時
観自在菩薩さんが、宇宙の「真理の智慧」を修行していた時
照見五蘊皆空 度一切苦厄
私たちの「心・体」(五蘊)は「空」だと分かりました。全ての苦しみ・災いから解放されました。
舎利子 色不異空 空不異色
舎利子(弟子)よ、形あるものは「色」で「空」に違いない、「空」だからこそ形あるもの「色」として変化する。
色即是空 空即是色受想行識 亦復如是
「色」が「空」であると同様に 心の働き「受・想・行・識」もまた「空」なのです。
舎利子 是諸法空相
舎利子よ、この世のあらゆることは「空」なのだ。
不生不滅 不垢不浄 不増不減 是故空中
生きることも減ることもなく汚れることもなく、増減することもない。このように「空」の中には
無色無受想行識 無眼耳鼻舌身意
色もなく「受・想・行・識」もなく、眼・耳・鼻・舌・身もなく、
無色声香味触法 無眼界乃至無意識界
色・声・香・味・触感・心も感じることはない。「眼に見えるもの」や「心の世界」もない。
無無明亦無無明尽乃至無老死 亦無老死尽
老いることも 死もなく 老死の尽きることもないのです。
無苦集滅道 無智亦無得
苦しみが集まることもそれを滅する道もなく、智・得もないのです。
以無所得故 菩提薩埵
説いた方法もなく菩薩は「真理の智慧」を完成させています。
依般若波羅蜜多故
ゆえに、心を惑わすものがなく、人を惑わさないので、
心無罣礙 無罣礙故 無有恐怖
こだわることも恐ることは何一つありません。
遠離一切 顛倒夢想
真実の自分自身を見誤ることなく、
究竟涅槃 三世諸仏
執着せずに真理の境地に入ります。様々な世界にいる仏さんも
依般若波羅蜜多故
「真理の智慧」を得てよりどころにしています。
得阿耨多羅三藐三菩提
なので、完全なる悟りを得て苦しみから解放されています。
故知般若波羅蜜多
ゆえに「真理の智慧」とは真言であり、
是大神呪 是大明呪 是無上呪 是無等等呪 能除一切苦 真実不虚
最も絶対的な苦を除く真実で嘘偽りがないのです。
故説般若波羅蜜多呪 即説呪曰
「真理の智慧」は、次の真言を唱えます。
羯諦 羯諦 波羅羯諦 波羅僧羯諦
ぎゃーてい ぎゃーてい はらぎゃーてい はらそうぎゃてい
菩提薩婆訶
ぼじ そわか
般若心経
以上が「真理の智慧」の教えです。
4.仏教「(仏説)摩訶般若波羅蜜多心経(般若心経)」お経の意味

「般若波羅蜜多(プラジュニャーパーラミター)」は、ありのままで『完全な智慧』と言う意味です。宇宙の智慧共通の智慧です。この『完全な智慧』をどうやって伝えればわかるか?を釈尊は考えに考え悟り得ました。そこで思いついたのが、擬人法ならぬ擬仏法を思いつきました。
そして最も大切な『宇宙の智慧』のエネルギー根本を解いています。「プラジュニャー(パンニャー)パーラミター」を「般若波羅蜜多」と音訳しているのは、その1音1音に意味があります。悟りを得た人は、1音1音に意味があることがわかるようです。
日本人で一番身近なことは、君が代です。
ほとんどの日本人が、覚えていますが、その意味はよく分からなくないですが、それは言葉の1音1音に意味があるからです。
今回の「プラジュニャー(パンニャー)パーラミター=般若波羅蜜多」も同じです。明らかに真言を意味しています。釈尊(ブッタ・お釈迦様)の時代も現代と同じで「苦しんだり・禁欲」したりすることで解脱ができるとしましたが、そんなことなく俯瞰し因果などを理解し「氣」の中の一部でその一部の全は「空」であるという「究極の宇宙の智慧」をどうやって伝えるかに生涯をかけています。入滅する寸前まで尊い言葉を舎利弗(弟子)に語っていました。
5.仏教「(仏説)摩訶般若波羅蜜多心経(般若心経)」お経の役割

宇宙の智慧である。「空・無」の思想です。実態のないところから私たちは出来上がってきています。般若心経の中にも凝縮して見受けることができます。ここからは「空」の思想を解説していきます。
①「空」の思想とは
「空」をわかる人は誰もいないでしょう。ないことを説明できますか?
全てが仮説で始まります。その中で釈尊は「こういうことなんですよ」と表してくれています。
物事は変化していくことを示しました。
釈尊(ブッタ・釈迦)は、戦争をし自分の一族が負けそうな寸前で一族の前で話しをする機会があったそうです。釈迦は、空を指差して残した言葉があります。
「雲は、形を変え消えたり・雷雲になったりする」権力も同じだとした。一時期はよくても時代が変わりある時にまた新たな権力になったり、無くなったりする。
変わらないものは何もない。
これは、すべてに言えることでしょう。
今あなたが見ているスマホやパソコンもお金を払ってあなたが見ているようですが、50年前にはほとんどの人が持っておらず、時代が変わったら『当たり前』のように使っている。しかし、よくよく見るとその部品の一つずつは、鉄鉱石から掘り出されたものを加工したものです。それは、結局自然(無)からつくられている。
波も同じである。波ができたらいつかは鎮まる。
生(有)があり死(無)がある。このようなことを真剣に向き合った結果膨大な量になってしまったので、簡潔明瞭に「般若心経」にまとめました。
①−1大乗仏教と小乗仏教
仏教は、大きく分けると小乗仏教と大乗仏教があります。木(小)と森(大)です。
「般若心経」は、大乗仏教に属します。
その大きな森(大乗仏教)は、「空」になって悟りの境地をみていくことが真髄です。
一本ずつの木(小乗仏教)は、仏教では修行にあたります。木を育てるために大切な土の成分・温度・水の量等々が適切かその方法を見ていきます。
木を見ても森が見えてくる。仏教の精神世界も同じです。木(小乗仏教)をみても森(大乗仏教)が見えてきます。
②なぜ「般若心経」は葬儀でよまれるのか?
その人の生きた徳を回向するためですが、般若心経は「宇宙の智慧」が目的です。
おそらくですが、その亡くなった人が死をもって「宇宙の智慧」を教えてくれていると言う意味で読まれることが多いのではないでしょうか?
あとは、僧侶が決まっているから読経する場合もあることでしょう。
これがいつもの歪みです、本来の目的と矛盾すると違和感が生まれます。
今は、冒頭にも記述しましたが「お寺がどうやって永続するか・いかに守るかが目的」になってしまっている現状もあります。だから、他のサイトをみても葬儀がメインで書いてあるのです。
このサイトの目的は『宇宙の智慧』です。四国のお遍路をやったことがあるので、わかりましたが、『宇宙の智慧』を繋げていこうとするところもありますが、半々になっています。
そんな中でも伝えてくれようとしている人の声は心を震わせる真理があると私は思っています。
6.仏教「(仏説)摩訶般若波羅蜜多心経(般若心経)」お経のまとめ

途中から書きたいことをメインにしています。伝わりにくい文面もあります。
大乗を掴むのは空気を掴むようなものです。
ニュアンスで捉えた方がわかりやすいのであえてしています。
反対に小乗は、小さく小さく物事を見ていくことになります。空気の中には窒素約8割・酸素約2割と二酸化炭素とアルゴンで約1割くらいです。
窒素は化学式でN2・酸素はO2・二酸化炭素はCO2で、、、、、、化学式の最初水素で、それをぶつけると核融合ができる。
ウランも核融合する。そのウランはどこでとれるんだろう?
そう、そう北朝鮮がかなり多く生成できる。けどそんな北朝鮮は、どうやってできたんだろう?
あれあの金さんは、日本人とのハーフ?、、、、とこれは書きすぎてしますのでこのへんで終わります。
森を見て木をみたときに全て意味があることがわかります。
7.仏の教え一覧表・お経一覧

アルティメットブロガー
伝説の始まり、アルティメットサイヤ人であることを想起。
目的
未来+αの情報を提供。
現在は、8つのサイトを運営。
1.世界情勢などの情報 妄想屋
2.人生の経験を生かす 自己啓発
3.本のアウトプットの場 千夜選書
4.外国人から教わった 英語の教え
5.建築現場監督の技術 建築トントン
6.無→有「宇宙の真理」 Buddhism
7.自然と人間のあり方 苔丸
8.幸せの波動で繋がる 幸せ掲示板
ここから私の物語の第2幕が始まる。
生かしていただいて 有難う御座位ます