仏教お経「開経偈」内容全文の読み方・意味をわかりやすく解説 

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開経偈

じょう甚深じんじんみょうほう

ひゃく千万劫難遭遇せんまんごうなんそうぐう
今見聞得こんけんもんとくじゅ
がんにょ来真実義らいしんじつ  

このサイトでは、仏教お経で釈尊(ブッタ)が何を伝えたくて「開教文」を残したのかを意味・読み方・内容全文を解説していきます。

0.仏教「開経偈」お経 はじめに

文字どおり開経偈は、お経を読誦するための文で短い偈文です。仏様の教えに会うことができた幸せとありがたみを噛み締めています。

短いお経の中に込められている真の意味を追求していきます。

1.仏教「開経偈」お経とは?

西遊記で有名なお話が暴れ回っていると思ったらまだ仏様の手のひらの上だったと言うものがあります。それくらいに計り知れないほどの長い時間や距離や偶然を経典の中の「劫」から感じることができます。

このお経は、人として生まれた喜びもかいてあります。全文を早速見てきましょう。

2.仏教「開経偈」お経の全文

開経偈


開経偈


じょう甚深じんじんみょうほう

ひゃく千万劫難遭遇せんまんごうなんそうぐう
今見聞得こんけんもんとくじゅ
がんにょ来真実らいしんじつ義  
浄土宗より

3.仏教「開経偈」お経の和訳


無上甚深微妙の法は
百千万劫にも遭い遇うこと難し
我れ今見聞し受持することを得たり
願わくは如来の真実義を解したてまつらん

浄土宗より

4.仏教「開経偈」お経の意味


この上もなく深くすぐれた仏さまのみ教えには、この上もなく尊く、
永遠の時を経てもありえないほどに出会うことは難しいことです。
私は今その仏様の教えを受けさせていただくことができました。
その「真の意味を理解し身につけたい」と心から願うものです

5.仏教「開経偈」お経の役割

①ありがたき仏法
真理に出会うことができるのは、プールの中でたまたまバーツをいれたら腕時計ができてしまうほとの奇跡に近いことです。その計り知れないほどの時間をかけて「百千万劫」とお釈迦様は説いています。
②人間に生まれた喜び
この世の中には数多くの無数の生き物がいる中で、私たちは人間として生まれ身近な人々や教えに巡り合うことができます。
それぞれに尊い生命でございますが、命に与えられた能力により、真理・法の認識ができるのです。人間として「疫病」や「戦争」等々数多くの修羅場を乗り越えてこうして「今」私の命があるのです。これはとても奇跡的でありがたい幸せです。その言葉が「願わくは如来の真実義を解したてまつらん」の誓願に込めれていのではないでしょうか?
③主体的に生きる
 仏の悟り(如来)の真義は「無常」の法です。釈尊は、この世に存在するすべてのものが、お互いに生かし合って関係し合い(諸法無我)絶えず変化しいます。(諸行無常)と残しています。
 宇宙全体のさまを、大きく輝く一つのいのちと見ています。これはソクラテスの考えにたところがあります。(一部は全部で全部は一部です)
しかし、実際の現実の人間をみると、みな同じいのちでつながっているはずなのに、自分と他人を区別して「エゴ」により、自分さえよければそれでいいとおもう自我に執着して煩悩や貪欲にとらわれている方を多く見受けます。
 そして、苦悩の原因が貪欲にあることに気づかないために、 輝けるだけの力がありながら、人間は自らを苦しみもがくのです(因果)。そこで釈尊(おしゃかさま・ブッタ)は、「一人ずつの命を輝かせて生きる」その人にあった、方法で「法」を説かれたのです。
 それが仏の悟り(如来)すなわち「無常」の法をしっかりとつかむことです。
ものごとをありのままに見る『宇宙の智慧』に目覚めて生きることです。
私たちは、鏡のように写った自分が返ってきます。(因果応報)
 人からやさしくされれば、自分もやさしくなれます。しかし、相手がケンカ腰だと、自分もケンカ腰になってしまいます。
 このように、ふれあう縁(人や環境などの条件)によって、心が反射的に左右されることがあります。これでは、 心はいつも不安定に揺れ動いているため「自らのいのちを輝かす」ことはできません。
 なので、私たちは、ふれあうすべての鏡を『仏さまが私を成長させよう、向上させてあげようとしてくださっているんだ』と受けとめていくことで主体的に生きることができます。
 そうすると、鏡に映る仏様が、真理・法に基づいて目の前に次々と現われてくる「悟りのための縁」に対して、積極的にかかわっていくことができます。
 人間として生まれ、ありがたき仏法に遇うことができることに喜びを感じます。その鏡に光り輝き映る仏様に決意として「開経偈」が読まれているのではないでしょうか?

6.仏教「開経偈」お経のまとめ

開経偈は、人間として生まれ、仏法との出会いができたことに喜びを感じそして教えを受持できる喜び感激がうまれて、その「宇宙の真理」を知って広めていくと言う力強い決意の表明にも取れます。「人としての本当の生き方」をしていき人類の向上は共通することの目的です。

これは、仏教だけはなく国歌斉唱もスポーツをする前に歌うのは、その決意の元行っているのです。

そして、仏さまやイエスさまや神様や天使に光輪があるのは光り輝いていることを示すためではないでしょうか?あなたは今「鏡」に何を写していますか?

これでこの記事は終わります。有難うございました。

7.仏の教え一覧表・お経一覧

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アルティメットブロガー
伝説の始まり、アルティメットサイヤ人であることを想起。

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